著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

中居には残留報道も 元SMAPに突きつけられる4つの選択肢

公開日: 更新日:

 9月の契約更改に向け、「独立か残留」の意思決定をする6月に入った元SMAPのメンバーたち。

中居正広は一転、残留」など動向を伝える報道が増え出している。業界内からも「誰がジャニーズ事務所を出るの」と関心は高まっている。今後も新たな情報が錯綜するだろうが、当人が認めない限りどれも不確かな情報に過ぎない。

 芸能界では稀有な独立か否かで騒がれる元メンバーたち。すべては解散を巡る事務所とのゴタゴタに端を発している。すでに中居ら4人が大手事務所幹部に独立の相談に行っていたことから、独立が既成事実のように独り歩き。今回も即座に考えられるのが他の事務所への移籍だが、野球選手が他球団へ移籍するように他の事務所への移籍は芸能界では意外と少ない。その背景には、「売れたタレントはそれまでの色がついている。その色を生かすか消すかも難しいし、新人と違い芸能界の酸いも甘いも知る人たち。扱いにも神経を使う」(芸能関係者)という事情もあるという。

 むしろ、来年でデビュー50周年になる和田アキ子のように同じ事務所にいる人のほうが多い。通常、事務所を辞めることは移籍よりも独立を意味する傾向が強い。昨年も中谷美紀が大手事務所から独立したが、「自分でやっていける」の自信がなければそう簡単に独立の選択はしない。果たして、木村拓哉を除く4人に独立してもやっていける自信があるだろうか――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲