ラオス山岳民族と絆 原田龍二が語る「ウルルン滞在記」

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 着いてすぐ集落の方と十分なコミュニケーションが取れないうちに、話の流れで6歳から11歳まで18人の子供の先生をすることになりました。本物の先生は1人しかおらず、「実家の稲刈りを手伝いに帰るから、ちょうどよかった」。こんな嘘のようなノリでした。かといって、日本でも先生の経験はないわけですし、知恵を振り絞って算数や「春が来た」「森のくまさん」といった覚えやすいメロディーの日本の童謡を教えました。

 2回目は翌99年。僕の姿を見るや、子供たちは飛びついて喜んでくれて、大人も「先生」「先生」と大歓迎。

 そして3回目が最初の訪問からちょうど10年後の08年。9年ものブランクがあったのに、村の人たちは僕のことをよく覚えていてくれて、大人になったかつての教え子たちが「春が来た」「森のくまさん」を合唱して迎えてくれたのです。

 おそらくその間、村に日本人は訪れてはいないでしょう。でも、2曲はずっと歌い継がれ、愛唱歌のようにみんなで口ずさんでいたのには感激しましたね。

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