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「ミッドウェイ」勝つはずのミッドウェー海戦でなぜ負けた

 これに対して、日本軍は「敵機動部隊は来ない」と油断する。しかも、索敵の一機は30分遅れで発進。この機の守備範囲に敵がいた上に、後発の索敵機は無線が故障する。

 さらに南雲が判断ミスを犯す。キーワードは「雷・爆・雷」だ。当初は攻撃機に魚雷を抱かせていたが、ミッドウェー島への第2次攻撃を要請されて陸用爆弾に転装。そこに敵発見と聞いて魚雷に付け替え、時間をロスしてしまう。護衛機は敵機を撃墜するが、真上から来た攻撃機によって空母の赤城、加賀、蒼龍が炎上。飛龍も海に沈む。

 ミッドウェー海戦は「運命の5分」といわれる。攻撃機の発艦があと5分早ければ負けなかったとの考えだが、今では否定されている。5分で全機を出撃させるのは不可能だからだ。

 そもそも1次攻撃でミッドウェー島に敵機がいなかったときにワナだと気づくべきだった。また、山本の真の目的が敵機動部隊壊滅だったことを南雲は理解できなかった。しっかり説明しなかった山本も悪い。

 かくして大戦果をあげて米国と講和に持ち込もうという山本の計画は頓挫。海戦後、山本はあちこちの前線を視察し、43年にブーゲンビル島上空で戦死した。その行動から「山本は死に場所を求めていた」といわれている。

(森田健司)

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