著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

上沼恵美子で騒ぐ連中の勉強不足…便乗TVもどうかしている

公開日: 更新日:

 2日放送の「M―1グランプリ2018」(テレビ朝日系)は霜降り明星の優勝で終了したが、今年は本編よりも終わった後のゴタゴタがいつまでも騒がしい。例のとろサーモン久保田&スーパーマラドーナ武智が「M―1」終了後の打ち上げで審査員・上沼恵美子に対し酔った勢いで暴言を吐いて、こともあろうに、それをネットに上げたうんぬんについてのことだ。

 そこから2人の所属する吉本芸人の先輩たちが個々に出演番組やイベントでコメントし、代わりにおわびをしたり。それがまたさらなる波紋を呼んで、まったく収束の気配を見せない。博多大吉がラジオで「僕史上、最大級のカミナリを落とす」と言っていたが、あの温厚そうな大吉にそこまで言わせるとは……。

 審査員でもある松本人志が「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「上沼さんがどれだけすごい芸人なのかわかっていない。勉強不足」と2人に苦言を呈し、「いくら酔ってたからといっても、まったく思ってないことは言わへんやろうしね」とも。「しばらくスーパーでトロもサーモンも買えへんわ」という松本独特の表現も、深読みすればいろんな意味にもとれる。久保田と武智もこういうコメントが言えればよかったのに。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃