著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

懲らしめたい気持ちは分かるが…“盗人”呼ばわりは名誉毀損

公開日: 更新日:

 元神戸市議との交際を明らかにした元SPEEDで参議院議員の今井絵理子(35)。週刊誌により交際が不倫と報じられたうえ、架空の領収書を偽造するなどして700万円近い政務活動費を不正に得た詐欺容疑により、相手が裁判中という事情もあって今井を非難するコメントがSNSに殺到した。

 このときに多く見られたのが、両名への「税金泥棒」、元神戸市議への「犯罪者」「詐欺師」という言葉だ。

 そう指弾したい気持ちはわかるが、場合によっては名誉毀損などで訴えられ、それなりの額の賠償が認められてしまう、きわめて危険な言葉遣いである。

 もうひとつ、同じような炎上があった。7月5日、記録的な豪雨が降り始めたまさにその日、赤坂の議員宿舎で自民党議員が宴会を開き、その様子を参議院議員の片山さつきや官房副長官の西村康稔らがSNSで自ら報告していたのだ。

 安倍晋三総理大臣も駆けつけた、いわゆる「赤坂自民亭事件」である。ここでも批判コメントに「税金泥棒」が多用されていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?