“王道”テレ朝に抵抗する フジ来期連ドラ火9&木10の吉と凶

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 一方、フジのもう2枠“火9”“木10”は視聴率低迷が続いていて、存続を危ぶむ声もあるという。火曜の「パーフェクトワールド」、木曜の「ストロベリーナイト・サーガ」はともに平均6%台だ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「いまどき視聴率だけが指標ではないことは皆、分かっていますが」と、こう続ける。

「ネット上の反応を見ると、いずれのドラマも熱く支持する人がいる一方で、バッサリと切って捨てたり、揶揄するような意見が圧倒的です。賛否両論で盛り上がればいいのですが、ネガティブな意見に引きずられ、素直に楽しみたい視聴者の意欲すらそがれてしまうパターンが続いている。それが心配というか、問題ですね」

 ちなみに7月クールは、火9が韓国ドラマのリメークで三浦春馬が逃亡犯に扮する「TWO WEEKS」、木10が深田恭子主演のラブコメ「ルパンの娘」。

「どちらも視聴率の“方程式”とは違う路線ですからハンディは織り込み済みでしょう。でも、見せ方によってはネットから火がつくかな、と期待しています」と亀井徳明氏は言う。

 “目下の王道”であるテレ朝的路線に抵抗する2枠の心意気に期待したい。結果は吉と出るか、凶と出るか。

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