駿河太郎「べしゃり暮らし」好演 “鶴瓶の息子”返上する日

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 これまでドラマ映画に多数出演してきたが、昨年の「なめとんか やしきたかじん誕生物語」(関西テレビ)で初めて、ゴールデン帯(夜7~10時)のドラマで主演。遅咲きの駿河が、ひと皮むけそうな予感だ。

 コラムニストの桧山珠美氏も「『べしゃり』をきっかけに実力派の仲間入りをするかもしれません」と、こう続ける。

松重豊さんや遠藤憲一さんのように、脇を固める名バイプレーヤーの素質を感じます。実際、10年のNHK大河『龍馬伝』でのシリアスな演技から、15年『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)でのコミカルな演技まで、幅広い役をこなしています。『べしゃり』では人気芸人役ですが、違和感はありません。11年のNHK朝ドラ『カーネーション』あたりから、“鶴瓶さんの息子さん”として広く知られるようになりましたが、下積みを経験しているので、“ゴリ押しの2世”感はない。視聴者ウケもいいのではないでしょうか」

 駿河本人いわく「格闘家顔」らしいが、桧山珠美氏に言わせると違うようだ。

「演技力はもちろんですが、“ネーティブな関西弁”と父親譲りの人懐っこい顔。柔和な印象の人ほど、殺人鬼などを演じると、逆によりリアルな怖さを表現できます。幅広い役を演じるのに適した顔でしょう」

 人気芸人ならぬ人気俳優になる日も近そうだ。

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