たけしは店に来て店員と居合わせた客全員にご祝儀を配った

公開日: 更新日:

 実は俺、店がここに越してきた2000(平12)年、54歳のときに脳梗塞で倒れたんだ。右半身が全く動かない状態になって、仕事はもちろん歩くことさえできなくなった。幸い脳はしっかりしていたから言葉は大丈夫だったんだけど、一時は死ぬことばかり考えていたよ。でも、バカ野郎、これで終わってたまるかって、3年ほど必死にリハビリして、奇跡的に復活した。

 俺が浅草に来た頃は、劇場や映画館がたくさんあってね。浅草は活気がある町だったんだ。でも、徐々に劇場が減ってしまった。ほんで、自分を育ててくれた浅草のお笑いの灯も絶対に復活させてやるぞって「浅草がんばる会」を立ち上げたんだ。

 最近は、若いヤツらが頑張って、浅草のお笑いが復活してきた。漫才協会のナイツを筆頭に、ロケット団、宮田陽・昇、ホンキートンク、この4組を俺は「四天王」と呼んでるんだ。それに続いて、ねづっちや木曽さんちゅう、U字工事なんかも頑張ってる。さらに新宿カウボーイや先日の「漫才大会」で王座を獲得した母心らも伸びている。まさに「鯨を食って芸を磨け!」だよ。それに負けじと青空球児・好児がナイツと「漫才頂上決戦」をやったり、おぼん・こぼんが仲が悪いとかって話題になったりさ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾