文化芸術へ支援なく…ミニシアター消滅危機で映画業界窮地

公開日: 更新日:

 こうした窮状を助けたいと、俳優の柄本明是枝裕和監督、白石和彌監督ら有志が立ち上がり、「ミニシアターを救え!」プロジェクトを始動させ署名を募っている。政府へ緊急支援を求めるべく作成した要望書では、こうした映画館をこう定義した。

《単なる娯楽施設ではなく、地域に多様な文化芸術体験を提供し、コミュニティの『文化権』を確保する重要な文化芸術拠点であり、美術館、劇場、音楽堂等の公立文化施設や劇団、楽団、美術家、音楽家等と同等に民主主義社会に欠くことのできない》と。スクリーンを見上げる喜びと感動を知っている中高年なら、大いにうなずくのではないか。

「公開しても地獄、中止・延期しても地獄」と、ある映画宣伝スタッフはこう言う。

「上映を延期していた作品をGW後に公開できたとしても、お客がすぐに戻ってくるとは限らない。アメリカでは映画館に行くライフスタイルが社会に戻るまで、半年かかるとの見通しを立てて芸術団体支援に約80億円を用意したのだとか。日本でも実際のところ、公開延期の作品はチラシにCM、試写会などに宣伝費はすでに使ってしまっていて、さらに新たな公開日を入れたチラシを刷ったりしなければならない。皆、頭を抱えています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網