著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

岡村隆史消えぬ炎上に違和感 本当に批判すべき対象は何か

公開日: 更新日:

 ナインティナイン岡村隆史(49)が大炎上中だ。ラジオのパーソナリティーとして、女性に対する不適切な発言をしたことをきっかけにSNSなどで批判が殺到し、レギュラーのテレビ番組を降板させようという「署名活動」を呼び掛ける声まで上がったほどだ。

 そもそもは、4月23日放送の「岡村隆史のオールナイトニッポン」で、「コロナが終息したら絶対おもしろいことがあるんですよ」「コロナ明けたら、なかなかかわいい人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。なぜかといえば、短期間でお金を稼がないと苦しいから」とやってしまった。

 聞いた瞬間、「あっ、ダメだ」と思うような言葉で、あってはならない発言だった。案の定、大炎上と相成ったが、関係者によると、沖縄好きで、よく同地に遊びに行く岡村が、景気がひどく悪くなった時に経験したことが話の元になっていたらしい。

 批判を浴びた岡村は、翌週の同じ番組で謝罪。さらに、相方の矢部浩之(48)が同放送に出演して約1時間20分にわたって公開説教をしたのだが、炎上はなかなか収まらなかった。もちろん、国民の自粛ストレスもあるだろうが、今やSNSでの攻撃や批判は当たり前で、タレントや制作側の脇の甘さが露呈した。しかし、あまりに酷く炎上が続くと、タレントが萎縮して言いたいことが言えなくなる状況になってしまうことも心配になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった