著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

ジャニーズ損失は数百億円 エンタメ界は消耗戦に突入する

公開日: 更新日:

 エイベックスの松浦勝人会長(55)が自身のインスタで、今回の新型コロナウイルスの被害について、「エンタメ業界の上から下までの会社が大変なことになっていくだろう。ライブハウスでアーティストを応援する気にならないかもしれない。それに変わるものが出てくるのがこの世の常だ」と語っている。

 僕も大手であるジャニーズ事務所の関係者と話をしたが、現状について「もの凄い損害である上に、ファンが密集するコンサートが以前のように戻るのは、経済活動が戻り始めても、『最後の最後』になるかもしれない」と厳しい見方をしていた。実際に音楽関係の事務所が一番稼げるのは、所属アーティストのコンサートツアーを行うことだ。全国的にツアーをやれば、地方でも数万人規模の観客を動員するし、ジャニーズなどは一度に5万人収容のドームコンサートを各地で開催できるのだから、とんでもない売り上げになる。チケットだけで1万円近くするのだから、数百億円の売り上げが全体で見込めるのだ。

 それに加え、各会場で販売されるコンサートグッズも大きい。ある音楽アーティストの事務所の人も、「グッズの売り上げだけで事務所がラクラクと維持できる」と言っているほどだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった