「ハケン」は失速?「BG」は木村拓哉の“おっさん”徹底が吉

公開日: 更新日:

 その「ハケン」と「BG」、第1話放送後の「Yahoo!テレビ」の「みんなの感想」を見てみると、いずれも高評価と辛口評価が同じぐらいだった。

 それぞれのコメント欄も細かく読んだというテレビコラムニストの亀井徳明氏は「比較すべきものではありませんが」と前置きした上で、「『ハケン』は失速、『BG』は安定」とこう予測する。

「『ハケン』はヒロインの篠原さんがド派手に活躍する爽快感が売りですが、13年ぶりの今作のストーリー展開には否定的な意見が多かった。一方、『BG』は、木村さんに関することよりも、ストーリーや登場人物の関係性に関する感想が多い。そこに意味があると思うんです」

 かつてフジテレビの“月9”とTBSの“日9”を往来し、抜きん出た数字を叩き出していた“キムタクドラマ

「それを潔く卒業したところに『BG』がある」と、前出の亀井氏はこう続ける。

「パッと見のかっこよさだけなら、共演の斎藤工さんに目が行く視聴者が多いかもしれません。でも、その斎藤さんから劇中で〈おっさん〉呼ばわりされることによって、木村さんの役としての“かっこよさ”が見えてくるんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

  2. 2
    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

    86歳日枝久氏が居座り続けるフジテレビの未来…視聴率は低迷し営業利益は約30%減

  3. 3
    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

    立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない

  4. 4
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  5. 5
    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

    維新ダサすぎ!都知事候補擁立を断念…女帝に陳腐な取引打診も“ガン無視”される

  1. 6
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7
    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

    ロッテ佐々木朗希「省エネ投球」の謎解き…フルパワーのシーズンフル稼働は到底無理

  3. 8
    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

    協会はテレビ各社にケンカを売るように「放映権をよこせ」と迫り過去最高益「5億円超」を叩き出した

  4. 9
    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

    「燕は戻ってこない」桐野夏生著

  5. 10
    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質

    なぜ大谷の評価は「いまひとつ」なのか…現地メディアの根底に「安打じゃ満足できない」米国人気質