テレ朝が果敢に挑む「放送開始15分フライング」狙いと効果

公開日: 更新日:

 テレビ朝日が平日午後7時台のバラエティーのスタートを15分繰り上げて1カ月、果たして首尾はどうだったか。結果は1勝3敗1分け。フライングスタートは正時から数分前というのが各局の暗黙の了解だったから、15分は異例である。

「各局、夕方から7時までのニュース・情報番組が横並びで放送されていたのですが、6時台後半になると、飽きられてザッピングが始まるんです。そして、結局はNHKのニュース7にもっていかれてしまう。テレ朝は6時45分スタートで、そうした視聴者をいち早くバラエティーで取り込む作戦に出たわけです」(テレビ雑誌デスク)

 金曜の「ザワつく!金曜日」は15分繰り上げてから、世帯視聴率の週間ランキングで10位以内に顔を出すようになった。

 これは「大幅フライング」の効果かもしれない。しかし、月曜の「帰れマンデー見っけ隊!!」は「有吉ゼミ」(日本テレビ系)、水曜の「あいつ今何してる?」は「東大王」(TBS系)や「有吉の壁」(日テレ系)、木曜の「日本人の3割しか知らないこと」は「プレバト!!」(TBS系)など、7時スタートのライバル番組を追い抜けない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理