NiziUに早くも急ブレーキ…J.Y.Parkのカリスマ性に疑問符

公開日: 更新日:

■変わりつつあるガールズグループのトレンド

 正式デビュー前で大きな実績がないにもかかわらずNHK紅白歌合戦の初出場を決めたり、年末恒例の流行語大賞の最終選考に「NiziU」が残った。こうした現象を見て“第4次韓流ブーム”と呼ぶ評論家もいたが、冷めた目でみていた音楽関係者もいる。

「4、5年前に立て続けにデビューして一世を風靡したTWICEやBLACKPINKといったガールズグループの流行が曲がり角に差し掛かりつつある、というのが音楽業界における共通認識です。分かりやすく言えば、K-POPに限らずこの手のガールズグループが日本の音楽ファンの間で飽きらつつあるということでしょう。その象徴といえるのがE-girlsです。“KARAや少女時代に負けない歌って踊れるグループ”というポジションにいましたが、今年末、静かに解散します。ガールズグループを取り巻くトレンドは大きく変わりつつあります」(レコード会社関係者)

 NiziUのプロデューサーであるJ.Y.Parkことパク・ジニョン氏(49=以下JY)は、“カリスマ”などと絶賛されているが、今回のNiziUのプロデュースに関しては「迷い」も感じられた。JYはTWICEの仕掛け人でもある。NiziUを世界的グループにしたいなら、TWICEのようにメンバー全員を日本人にするのではなく、韓国人、台湾人などを加えた多国籍グループにする方が自然だし、その方がプロモーションをしやすかったはずだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較