著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「遠い親戚さん」が明らかに 家系図番組やっぱり面白い!

公開日: 更新日:

 23日「はじめまして!一番遠い親戚さん」(日本テレビ系)が面白かった。これまでに特番で3回放送され、今回がその第4弾。

 内容は芸能人の親戚さんを徹底調査して巨大家系図を作成。それを見ながら本人も知らなかった「遠い親戚さん」を見ていく。

 ぶっちゃけNHK「ファミリーヒストリー」とやっていることは同じだが、素材は一緒でもあちらはどこかかしこまったフランス料理、こちらはさながらおふくろメシといったところ。手書きの家系図やホームビデオのような映像、MCの相葉雅紀のポヤンとした進行も含めていい意味で手作り感がある。

 ゲストは黒木瞳ゆりやんレトリィバァ森泉ミキ

 ミキの伯父さんが上岡龍太郎というのは有名で、上岡リスペクトの私としてはコメントでも聞けるかと思って見ていたが、家系図で少し触れた程度。残念。

 番組的には黒木をやたらと持ち上げていて、夫の「遠い親戚さん」には柔道の嘉納治五郎や白鶴酒造、菊正宗酒造の創業一族、松任谷正隆・由実夫妻までいることがわかり、さらにはあのDAIGOとも親戚さんということが発覚。

 前回、DAIGOが出演した際、加山雄三やオノ・ヨーコ、ジョン・レノン、千葉雄大が「親戚さん」であることが発覚しているので、彼らももれなく黒木の「遠い親戚さん」となった。

意外だった ゆりやんと田原総一朗

 意外だったのがゆりやんの親戚に田原総一朗がいるというもの。家系図をたどっていくと16親等の親戚にあたるとか。

 番組ではスタッフが田原の元へ行き、ゆりやんのネタを見たことがない田原に例の露出過多な星条旗柄の水着を着て笑いをとるネタのVTRを見せ、感想を聞く場面も……。一瞬微妙な顔をした田原が気を取り直し、「英語がベラベラですごい!……世界市場で頑張って欲しい」とエールを送った。

 2人の親戚対談なんて見てみたい。要らんことしぃのゆりやんに、いつ田原がキレるか楽しみ。

 コロナ禍で帰省もままならず、家族や親戚と会うことすらできない中で人との絆や縁について考えさせられる。こういう番組の需要は高まる一方。ファミリー層に人気の日テレなればこそ。 

錦織圭と渡哲也・渡瀬恒彦兄弟も…

 というわけで、思わずだれかに言いたくなる親戚さんを集めてみた。テニス錦織圭渡哲也・渡瀬恒彦兄弟。渡瀬兄弟は錦織の母方の遠縁にあたる。TBS安住紳一郎原千晶がいとこで、北川景子高畑淳子明石家さんまと山本梓、京本政樹・京本大我親子と小池徹平、元宝塚歌劇団星組トップスター鳳蘭とSexy Zoneマリウス葉、IKKOと高良健吾も。

 槙原敬之とROLLY、伊勢谷友介と山本未来は今となっては言わないでくれってとこか? 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」