著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

ニセ「ドリフ」やニセ「ダウンタウン」が大ウケ

公開日: 更新日:

 まったくもって昭和の芸能界というのはインチキであった!!

 ありえないようだけど本当に真実で、ドリフターズの加藤茶さんと志村けんさんが「8時だョ!全員集合」(TBS系)の中でえんび服を着てコミカルなヒゲをつけ、両手のひらを腰の横に広げて踊る「ヒゲダンス」が今を遡ること40年ほど前に大人気になったことがあるのですが、実は昭和裏芸能史では、俺が専務をしている芸能プロダクション「株式会社TAP」の社長、つまみ枝豆と在籍タレントのガダルカナル・タカの2人が加藤さんと志村さんとなり、台湾で一大ヒゲダンスブームを起こしていた……というのだから恐れ入るのだ!!

 えっ? 全然話が見えない? う~む、確かに……じゃもう少し順を追って説明しますと、あの日、超怪しげなプロダクションに所属していた枝豆とタカの2人は社長に呼ばれてこー言われたのだった。

「あ、2人、台湾行ってドリフになってヒゲダンスやってもらうからヨロシク!!」「えっ、ドリフって……僕たちカージナルス(コンビ名)でドリフターズじゃないですけど?」「台湾行ったらドリフなの!! ヒゲダンス向こうでもウケるぞ~ヒヒヒヒ……」「えっ、でも顔が違うからバレますよね?」「アハハハ……台湾人は日本人の顔の見分けつかないだろー!! 大丈夫! 大丈夫!!」「そんないくらなんでも顔の見分けくらい……」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした