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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

人生の苦楽を穏やかに受け入れる岡野陽一のパチンコ哲学

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 とはいえ、岡野も借金を返さないわけではない。大学時代、学生ローンで借りた150万円はパチンコで完済した。ある日、お金を借りに行った金融業者に「これ以上、借りたら首つらなあかんで」と諭された結果、パチンコ攻略の本を真剣に読みあさり、勝てる確率を上げる方法を編み出したのだ。その結果、よりパチンコにハマっていくことになった。

 パチンコを始めて22年。「諦めない気持ち、朝から並ぶ努力の大切さ、理不尽に耐えるメンタル、神様はいないという事、もう終わりだは終わりじゃないという事……」、岡野は「人生で必要な事は全てパチンコ屋さんで教わった」(とうこう・あい「QJWeb」21年5月28日)と言ってはばからない。

 そして「みんなパチンコをやればいいのに」(玄文社「KAMINOGE」vol.114=21年6月5日発売)と主張する。パチンコは必ず「マイナス1000円」から始まる。そこから右肩上がりになることもあれば「ハマり」などと呼ばれる右肩下がりになる時期が必ず来る。そうしたパチンコの仕組みで世の中を見れば、「なんで私ばっかり!」などと怒る人が減るのではないかと言う。

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