著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

人生の苦楽を穏やかに受け入れる岡野陽一のパチンコ哲学

公開日: 更新日:

「パチンコ屋っていうのは、いつも一定の気温に保たれてます」(岡野陽一/「さんまのお笑い向上委員会」6月5日放送)

 いまや“借金芸人”として有名な岡野陽一(39)。その額はテレビに出演するごとに増えていくかのようで、最近では1200万円に達しているらしい。そんな岡野が「自分の知人でも、借金が膨らんだ人が『季節を感じなくなった』って言う方がいらっしゃるんですけど、季節は感じるもんですか?」と聞かれ、しれっと答えた言葉を今週は取り上げる。体感では「夏が一番寒いので気をつけてください」と補足した。

 よく自分のルーツを「○○出身」と表現するが、岡野は自らを堂々と「パチンコ出身」と断言する。京都産業大学に進学するも1日で講義が嫌になり、代わりに入り浸ったのがパチンコ屋だった。そこからパチンコを中心にギャンブルなど浪費癖がついてしまい、学生ローンを皮切りに借金を重ねることになってしまった。

 ついには借金の“担保”を求める「三鷹の大口の友人」に「木曜日の人権を渡した」(テレビ東京「ゴッドタン」20年10月10日)。1週間のうち木曜日は岡野に自由はなく、その“債権者”に渡しているのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃