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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

親父の背中を追いかけたおかげで山田裕貴は強くなれた

公開日: 更新日:

「サイボーグ、ごめん!」(山田裕貴TBS佐藤健千鳥ノブよ! この謎を解いてみろ!」8月9日放送)

 ◇  ◇  ◇

 佐藤健や千鳥・ノブらと組み、番組で脱出ゲームに挑んだ山田裕貴(30)。運動神経も抜群で、アクションもできる俳優として引っ張りだこの存在だ。「サイボーグ」に扮した敵を捕まえるというミッションでは、山田が持ち前の俊足を生かして敵の背中を追い、想定外の早さで捕まえた。

 その間、わずか数秒。「たぶん、この施設を逃げ回る予定やった」と笑うノブ。切ない表情でたたずむサイボーグに向かって、山田が申し訳なさそうに語ったのが今週の言葉だ。

 山田の父親は元プロ野球選手の山田和利。そのため、幼い頃から野球に親しみ、学生時代は本格的に練習に励み、将来はプロ野球選手になると自然に思っていた。だが、野球ではどうしても結果が出なかった。

「プロ野球選手の息子なのに」などと言われ、コンプレックスを抱えていた。父親がテレビに出ているのを見ながら、カッコいいと思っていた山田は「役者としてだったら出られるかもしれないと根拠のない思いつきが浮かんで」(リクルート「タウンワークマガジン」2016年12月15日)役者の道を志したのだ。

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