著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<55>苦しんで暴れて死んだ愛犬イブに動物病院は「老衰」と診断

公開日: 更新日:

「社長がイブちゃんを胸に抱いていたんだけど苦しみだして暴れてね、かわいそうだった。結局、動物病院に着いた時には意識がなくて『亡くなりました。老衰と思われます』って先生に言われて戻ってきたというワケなの」

 私は犬を飼った経験がないから、うかつなことは言えないが、老衰で亡くなる前に暴れることがあるのか? と疑問を感じた。老衰ならば、動かないで静かに亡くなるものだという先入観があったからである。とはいえゴールデンウイーク前のイブの動きが悪かったのは事実で、そのことをドン・ファンには伝えていたのでイブが亡くなったことに関しての違和感はなかった。

「早貴ちゃんは?」

「2階にいるんじゃないの?」

■安らかな死に顔

 私が2階に上がると、誰もおらず、キングサイズのベッド前に祭壇のような棚が置かれていた。イブは50センチ四方ぐらいの大きさのエルメスのオレンジの箱に眠ったように横たわり、その体には真っ白な胡蝶蘭などの花がかけられていた。自宅には数多くのエルメスのオレンジ色の空箱が積まれていたが、これは前妻のCさんが買いまくった名残であった。

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