男系男子にこだわる一派が幅を利かす大いなる時代遅れ

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 かつて西ヨーロッパのほとんどの国は皇室を頂いていたのに、次々と消えていった。その多くは国民の反発を招いたからだ。逆に生き残った王室は、時代と共に歩調を合わせてきたからである。つまり、王室が愛され、畏敬されるように改革してきたからだ。

 日本の天皇制も同じだ。憲法第1条に「天皇の地位は主権の存する国民の総意に基づく」とあるように、この国に天皇があってよかったと国民が思うなら未来は明るいが、もう皇室なんていらないよ、と国民が思えば自然に消滅するしかない。時代に迎合するのではなく、国民と歩調を合わせなければ皇室は存続しないのである。

あの伊藤博文すら「女系天皇」を容認

 そうした視点で、皇位継承者を男系男子に限っている現状を考えてみよう。今の時代に男子しか家を継がせないなんて言えば、たちまち家は潰れる。ましてや男女平等どころか、ジェンダー平等が叫ばれる時代に、男系男子にこだわるのは時代錯誤と言われても当然だろう。それでも男系を重視する一派が根強いのは、「男女平等ランキング2021」で世界153カ国のうちで120位という“男女不平等国”の日本だからだろう。

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