著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

大人の斜視(2)突然、発症することがある…後天性斜視

公開日: 更新日:

 これまで斜視じゃなかったのに、大人になって突然、斜視になることはあるのか?

 答えは「あります」。大人になってから突然、あるいは徐々に斜視になることがあり、これは「後天性斜視」と呼ばれます。

 斜視とは、両目で同じ場所を見ることができない状態のことです。向かい合って目を見ても、片方の目が正面ではなく内側や外側を向いているため、両目の視線が合わなくなります。

 後天性斜視の多くは、何らかの原因によって起こります。

 たとえば、急激に斜視が出現した場合には、脳卒中など脳の病気が原因となっていることがあります。そのほか、甲状腺眼症や重症筋無力症といった全身の病気が関係している場合もあります。

 また、交通事故などによる外傷で目の動きが悪くなり、斜視になるケースもあります。老化現象のひとつとして斜視が現れることもあります。

 一方で近年は、こうした病気がないにもかかわらず、後天性斜視の一種である「内斜視」を発症する10~20代の若い世代が増えているという報告があります。

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