著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

アフガニスタン退避作戦 カブールの前ソマリアで起きていた“ミラクル”

公開日: 更新日:

 退避作戦において明暗が分かれた韓国と日本だが、爆弾テロが起きる前に脱出できたかどうかが運命の分かれ目になった。この“カブールの奇跡”は韓国で大々的に報じられた。その後、日本政府も民間機を利用して退避オペレーションを継続し、約500人を退避させたのだが、韓国ではあまり知られていない。

“カブールの奇跡”が起きた頃、韓国でタイミングよく公開されていたのがアクション大作映画「モガディシュ 脱出までの14日間」だ。

 タイトルの「モガディシュ」はソマリアの首都名。1991年、ソマリアもまた内戦が激化。このとき駐留していた韓国大使館員たちの命がけの脱出を描いている。単なる脱出劇ではなく、当時、激しく対立していた北朝鮮の大使館員たちと協力し、一緒に脱出したという実話に基づいている。映画公開後にアフガンでの出来事が報じられたのは、まさに“ミラクル”といえる。コロナ禍なのに360万人もの観客を動員したのだから。この映画を見ると、内戦が起きた国の混乱した状況や、空港にたどり着くまでの道のりがいかに困難か想像できる。

 いつか“カブールの奇跡”も映画化されるのではないか。エンタメを国家戦略にしている韓国だが、何かとドラマチックな出来事にも事欠かないようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  3. 3

    関根勤「枕営業」証言の衝撃…マリエ『すべてはつながっています』発言の真意

  4. 4

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  5. 5

    高市早苗が「2025年のバカ」第1位!不名誉トップ10に麻生太郎、“ウンコにタカる銀蠅議員”らがランクイン

  1. 6

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  2. 7

    高市首相2カ月ぶり党首討論「嘘と居直り」のデタラメ60分…国民民主に猫なで声、公明には高圧

  3. 8

    高市早苗氏が地元奈良でブチかました“敵前逃亡”…挙げ句に吐いた苦しすぎる“言い訳”

  4. 9

    ドジャース大谷翔平“満身創痍”の深刻度…本人が「ムリ」と判断し前半戦最終登板と球宴を回避

  5. 10

    シングル盤を寄せ集めたB面がマジカルで実に楽しい