武田玲奈に見た「ヒロイン性」 舞台で磨いた巧みな表現力で一気に開花の予感

公開日: 更新日:

 ドラマ「おいハンサム!!」(東海テレビ・フジ系)や「持続可能な恋ですか?」(TBS系)でも好演した武田玲奈(25)が、ジャニーズWESTの濵田崇裕が主演する舞台「盗聴」(東京グローブ座で11月21日まで上演中、11月30日~12月3日には大阪・サンケイホールブリーゼで上演)にヒロインとして出演している。舞台を見た女優評論家・高倉文紀が、武田玲奈の演技について掘り下げる。

 ◇  ◇  ◇

 武田玲奈というと、モデルや雑誌グラビアでのイメージが強い人も多いと思う。しかし、彼女はこの数年で確実にアップデートして、女優としての評価が急上昇している。

 その武田が新たな舞台にヒロインとして出演すると聞き、「何度も舞台に出演してきたので、きっと安定感のある芝居を見せるのだろうな」と予想しながら、東京グローブ座に足を運んだ。

 だが、安定感があるどころか、これほどに彼女の演技が進化して、ヒロイン女優として成長していたのかと驚かされた。

「盗聴」は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や「石子と羽男─そんなコトで訴えます?─」(TBS系)などを手がけた西田征史が脚本・演出を担当するオリジナル作品。武田玲奈が演じているのは、濵田崇裕が演じる社長の榎木田歩、土佐兄弟の有輝が演じる間宮健吉とともに、盗聴器を捜す小さな会社「有限会社 盗聴撲滅隊」でアルバイトをしている佐野睦美役。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁