「市川團十郎・新之助」襲名披露公演が始まり歌舞伎座にかつての日常がようやく帰ってきた

公開日: 更新日:

 十三代目市川團十郎白猿と、八代目市川新之助の襲名披露公演が始まり、「團十郎のいない歌舞伎」は9年で終わった。

 花道周辺を除いて全席発売し、掛け声も許可された人のみだが解禁された。劇場前では人が道路にはみ出し、筋書き売り場には長蛇の列、客席は満席。即日完売とはならなかったが、ようやく歌舞伎座にかつての日常が帰ってきた。

 大御所たちが共演をしぶっているとか、いろいろ報道されているが、新しい團十郎を同世代が盛り上げ、父・十二代目と同世代の大幹部たちが、遠くから見守るという構図ができあがっている。

 従来の襲名披露公演では、当人以外の大幹部が出る演目では、その役者の得意とする演目が多かったが、今回は昼・夜とも市川家の「歌舞伎十八番」で揃えている。

 先に新之助が登場して、「外郎売」。子役というより、小柄な俳優という堂々たる主役ぶり。新之助の斜め後ろで、尾上菊五郎が目を細めて見守っていたのが印象的だった。

 昼の部で團十郎が出るのは「勧進帳」で、もちろん弁慶。松本幸四郎が富樫、市川猿之助が義経をつきあった。幸四郎と猿之助は共演が多いが、團十郎とは、共演機会は少ない。こういう顔合わせができるのも、襲名披露公演ならでは。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    中丸雄一「アパ密会」から2年で“冠番組”…禊は済んでも「元のポジション」には戻れないワケ

  5. 5

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  1. 6

    趣里「大空港」視聴率好調も評価は伸び悩み…父・水谷豊「相棒」後継への期待と“日本的な弱点”

  2. 7

    反町隆史「GTO」は視聴率3%台に…同じ“復活作”でも「プラダを着た悪魔2」と明暗分けた大きな違い

  3. 8

    伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題

  4. 9

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  5. 10

    不倫問題の西武・源田壮亮に同情が集まる意外なワケ…妻・衛藤美彩の“幸せアピール”に疲れ果てた?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道