著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

久保田利伸さんとBunkamuraの夜…長年のファンほど真剣に在りし日の幻影を追ってしまう

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 特殊なスクリーン上にアーティストの立体映像を表示して楽しむのがホログラムコンサート。歌声は本人のものを使う。フィルム上映とは違い三次元の立体感があるのだとか。亡くなったアーティストを目の前に蘇らせるのも可能となり、これまでバディ・ホリー、ロイ・オービソン、フランク・ザッパといった鬼籍に入って久しいロックレジェンドたちが、この手法で〈蘇った〉。2015年にはX JAPANのhide(1998年他界)の「ホログラフィックライブ」があったが、日本でホログラムといえば何といってもK-POP。主たる理由は、アーティストが徴兵で活動休止中の出し物として重宝されるから。エンターテインメントにはつねに実社会が反映され、ときに昇華するのだ。

 可能性を秘めたホログラムコンサートだが、エンタメとしての完成度については賛否両論がある。もちろん、死者を蘇らせることについても、だ。ぼくと久保田さんはこの種の試みには懐疑的なタイプだが、今回出向いたのは、昨年末に映画ホイットニー・ヒューストン』で魅力を再認識した彼女に再会したい思いが勝ったからだ。YouTubeで公開されているラスベガス公演の動画が上出来で、その真相を確かめたい気持ちもあった。

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