坂上忍が圧力かけてきた政治家たちを実名暴露…なぜ「バイキング」は目の敵にされた?

公開日: 更新日:

「(出演者に)元国会議員とかいらっしゃるじゃないですか。そうすると、『あの先生のことだけは無理なんです』とかってささやく人もいるのよ。まあ、森さんと二階さん(のこと)だけど。ホント多かった。やっぱ怖えんだと思って……」

「報道の方から小耳にはさんだんですけど、二階グループはバイキングをほぼ見てたらしい」

 森や二階への批判は、現役を離れた元議員の間でもタブーだったらしい。それにしても、「バイキング」が目の敵にされたのはなぜなのだろう。

「政策や政治家批判では、テレビ朝日系のモーニングショーの方が厳しいですが、見ているのはもともと政府や自民党に批判的な視聴者。自民党にしてみれば、“悪口”を言われたところで、何を今さら、てなものでしょう。一方、バラエティー系のバイキングは、政治にさほど関心がない人たちも多く、それだけに坂上の『こんな政治おかしいでしょ』『首相はやることが遅い』といった率直な物言いは浸透しやすい。支持率や選挙は理屈より印象で動くので、自民党幹部たちはモーニングショーよりバイキングのほうがヤバイと思ったのでしょう」(政治アナリスト)

 酒を飲みながらのトーク番組とはいえ、これは坂上の勇気ある告発だ。ピー音もなく流したABEMAには、今後、直電圧力がかかるかもしれない。そんな時は、次は橋下がバラしてよ。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」