著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

少年隊・錦織一清が自叙伝「少年タイムカプセル」で語ったことと語らなかったこと

公開日: 更新日:

「貧乏だったよ。風呂もなかった(略)四畳半と三畳のアパートに4人暮らしだからね。その二間しかない。川の字もいいところで家族4人で寝てさ。そこでずっと育ったから」

 労働者階級の両親のもとに生まれ、東京の下町エリア江戸川区平井で育った少年の人生が大きく旋回するのは、小6の夏。フォーリーブスや郷ひろみのファンだった6歳年上の姉が、彼らが所属するジャニーズのオーディションに、容姿端麗で運動神経抜群の弟・一清を送り込むのである! 細田さんの筆致はこの辺りで最初の高みに達する。

「姉貴が『実は履歴書送っちゃったから、とりあえず行くだけ行ってよ』って(略)俺と同じくらいの歳の子供が7、8人いたかな。それでいきなり踊らされた(略)ジャニーさんがいきなり俺のところに来て言ったのよ。『YOU、天才だよ!』」

 一清少年がびっくりするのも無理はない。

「だって『天才』と言われたのが初めてなら、『YOU』と言われたのも初めてだからね(笑)」

 栴檀は双葉より芳し。さすがはジャニー喜多川が最高傑作と認める少年隊のリーダーにふさわしい、鮮烈なエピソードである。だが西寺さんの興味はここで止まず、さらなる秘話を引き出す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”

  2. 2

    TBS「サンデーモーニング」は高市政権に狙い撃ちされないか…高視聴率だからこそ心配だ!

  3. 3

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”  

  4. 4

    河合優実は帰国子女が2割を占める“公立のインター”都立国際高校のダンス部で活躍

  5. 5

    “茶番”自民党総裁選の広報係? TBS系「ひるおび」が連日の大ハシャギ…ふかわりょうは痛烈批判

  1. 6

    【感謝】「もっと沢田研二~」はこれで最終回。そして来週からは……

  2. 7

    音楽番組がまた姿を消す「with Music」「週刊ナイナイミュージック」がたった2年半で撤退

  3. 8

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  4. 9

    中道にとっての当面の党再建策は「学会による落選組の支援」と「議員の差し替え」

  5. 10

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁