写真週刊誌が500万部も売れた時代 NHKも取り上げた“FF戦争”はどこがスゴかったのか?

公開日: 更新日:

 私は、週刊現代時代にジャニー喜多川の「ロリコン疑惑」を報じて、婦人誌へ異動させられた経験から、芸能人をターゲットにするのはこの社の体質から、難しいのではないかと答えた記憶がある。

 これは後から聞いたのだが、創刊前にライバルである新潮社の社長のプライベート写真まで撮っていたという。FOCUSとモメた時、この写真を出すぞと脅す材料になるからだというが、真偽のほどは分からない。 創刊前から両誌が火花を散らしていたことは間違いない。

 私が危惧していた芸能スキャンダルは、創刊号70万部即完売で社内の雑音を押し潰し、あっという間に200万部を達成した。FOCUSや他社から出ている写真誌を合わせると500万部という「写真週刊誌の時代」が現出したのである。

 FRIDAYは編集長の考えで、これまで編集経験のない営業、販売などの若手を多く集めた。彼らには前例にとらわれない突破力があった。

 大物政治家がスキャンダル逃れのために病院に逃げ込むと、女性記者に看護師の格好をさせ、病室に入ってパチリ。ある時はタクシー運転手、ある時は宅配便の配達人、またある時は電信柱によじ登る電気工事人。有名作家の再婚相手の家を、隣の2階を借り切り望遠でパチリ。何でもありの取材手法に社内外から批判はあったが、大部数の前では無力だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石原プロ「炊き出しの流儀」 被災地一番乗りがエラいわけではない

  2. 2

    橋上巨人が“不祥事”阿部前監督の遺産に助けられる幸運…“肝いり選手”が投打で躍動

  3. 3

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  4. 4

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  5. 5

    広末涼子「THE TIME,」での地上波復帰に驚き広がる ブーイングの中で8月6日に特別企画放送へ

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    自民税調会が紛糾し党内大荒れ! 高市首相「消費税減税」でいよいよトドメ…反対派議員が証言

  3. 8

    ポールの一曲一曲に足りないジョンの曲作りの不思議感覚

  4. 9

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  5. 10

    大谷翔平は今季中の投手復帰どころか「二刀流消滅危機」…左膝に加え右腕の違和感を改めて露呈