健康診断には「行かない」岡崎友紀さんが大病せず70歳までやってこられた秘訣

公開日: 更新日:

昨年、両脚の人工股関節の手術をやって一安心

 私は健康診断には行きませんし、人間ドックも1回もやったことがありません。病院は怖いところだって思っちゃって(笑)。注射も大嫌い。以前「おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)の楽屋で大島渚さんと人間ドックの話になったことがあって、私が「行ったことがない」と言ったら「岡崎さんは野蛮人だな」って言われました(笑)。

 でも、昨年、両脚が痛くて歩くこともできなくなってしまいました。十数年前から股関節が悪かったんですけど、大丈夫だと自分に言い聞かせてきて、ついに足が1センチしか上がらなくなって。いくら筋肉をつけて鍛えても骨だけはダメなんですよね。いい病院の先生を紹介していただいて、勇気を持って両脚とも人工股関節の手術を受けました。医療技術も発達して30年維持できるそうなので、これで一安心です。

 今はまったく支障なく歩けるようになりましたが、まだリハビリには通っています。リハビリ前には血圧を測りますが、だいたい上が130手前で下は70くらいの正常値。血糖値も問題ないです。

 私は面倒くさがりだから薬とかサプリメントとか飲むのを忘れちゃう。でも、そのぐらい大ざっぱな方がむしろ体にいいということなのかもしれません。

 病気や体のことを気にするより、空を見るのが好きだったり、近所の鳥さんと友達になれてありがたいと思ったり、猫に囲まれて過ごしたり。それを幸せと感じている方がよほど体にも心にもいいと思っています。

 猫さんたちとはすべて自由猫さんや地域猫さんたちを保護する形での出合いです。撮影で使った猫をスタッフが捨てると言うので、「やめて!」と言って京都から連れてきたこともあります。

 つねに猫の住んでいる家に私が住まわせてもらっています。彼女たちは出かけずに24時間ずっと家にいるわけですからね。

 ブログには撮影したクジラの写真も掲載しています。動物とのコミュニケーションは小さい頃から好きで、若い頃から雑誌の連載エッセーなどでも動物さんたちのことをずっといろいろ書いてきました。それが動物保護、環境保護のレジェンドの先生方の目に留まって、お声掛けをいただき、長年活動を続けてきました。

 約30年前にはアラスカの海でボートに乗ってクジラの撮影もしました。動物写真家の方からご紹介いただいて、テレビクルーや動物写真家のための小さなボートに、夏のアラスカの海で2週間。お風呂もなしで、ザトウクジラさんの姿を追う、とても幸せな撮影の船旅でした。当時はまだフィルムの時代ですから、大荷物でしたね。

 例えばアザラシさんはボートの我々のほんの少しの動きにも敏感で、すぐにサーッといなくなってしまう。ずっと息を止めるようにしてカメラを構えていないといけないんです。クジラさんはいつブリーチング(大きなジャンプ)で海面から飛び出すかわからない。クジラさんが飛ぶたびに「今の撮った?」って大騒ぎでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  2. 7

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  3. 8

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 10

    ドジャースに激震!大谷翔平の“尻拭い役”まさかの離脱…救援陣の大穴はどれだけ打っても埋まらず