やす子快進撃が所属事務所SMAを牽引! かつて“芸人の墓場”と呼ばれ、今やお笑い一大勢力に

公開日: 更新日:

 やす子(26)が真夏のシンデレラになった「24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?」(8月31日~9月1日)。チャリティーマラソンのランナーとして80キロ超を走破。高校まで児童養護施設で暮らしていたことから、33回目を迎えたチャリティーマラソンで初めて「マラソン児童養護施設募金」が開設されると、総額4億3801万円以上を集めた。

 やす子がブレークしたのは、2021年元日に放送された若手芸人の発掘番組「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)。女性では珍しい元自衛官の肩書がセールスポイントだった。昨年はCM契約が5社、番組出演本数は295本に伸びて(ニホンモニター調べ)、「2023年 上半期ブレイク芸人ランキング」で1位に輝いた(オリコンニュース調べ)。今年は「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「ゴチになります!」、「ヒルナンデス!」(いずれも日テレ系)木曜日のレギュラーメンバーに。「24時間テレビ」の好結果を受けて、所属するSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)の稼ぎ頭になること必至だ。

 SMAは、音楽のソニーミュージック系のお笑い部門として04年に設立。新興事務所だが、「お笑い3冠」といわれるM-1グランプリ、キングオブコント(KOC)、R-1グランプリの王者を生んでいる。これは、社歴110年以上で6000人以上のタレントを擁する老舗の吉本興業以外でSMAだけが達成した快挙。M-1は21年に錦鯉、KOCは12年にバイきんぐ、R-1は16年にハリウッドザコシショウ、翌17年にアキラ100%が連覇している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド