著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

竹脇無我さんには「絵になる人は何をやっても絵になるんだなぁ」と思った

公開日: 更新日:

 お会いしたのは20年以上も前。8年間もの闘病生活を終えられて復帰された後でしたが、テレビで見ていた頃と変わらずダンディーで、腰が低く人当たりの優しい、本当にすてきな方でした。

 本番前の打ち合わせで「本名なんだけど無我っておかしな名前でしょ? 子供の頃は好きじゃなかったな~」と話しかけてくれました。

「僕はフリートークって得意じゃないんですよね。みなさんが思っている“竹脇無我”を壊しちゃいけないとか演じなきゃいけないとかって考えちゃうんですよ。でも、何をやっても僕は僕だから普通にしゃべるしかないんですよね」と、ご自身に言い聞かせるようにはにかむ姿が既に絵になっている。多くの番組の構成をやらせていただいたおかげでたくさんの有名人、著名人の方とお会いしましたが、ひとつひとつの動きや話される時の表情が切り抜いた一枚の写真のようで「絵になる人は何を言ってもやっても絵になるんだなぁ」と思った方でした。

 甘いマスクと知的で優しいイメージで当時は「理想の夫ナンバーワン」と呼ばれていましたが「理想とはかけ離れてると思いますよ。わがままだし、気ままだし、あれは画面の中の誰かを演じてる僕ですから、竹脇無我が理想なんてとんでもないです。でも、みなさんがそう思ってくださってるんだから裏切っちゃいけないなとか、また考えちゃうんですよね」と苦笑い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束