千原ジュニア テレビ発言規制に「約束事の手前に“こんなの残ってたか”っていうのを追求していけたら」

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「ルールがあることをやりにくいとは思っていないし、あらがう気もない」

 ──昨年7月に篠島(愛知県)の観光大使に就任。離島好きでも知られている。

「無人島を含め日本には1万6000の島(離島)があるそうですが、島の醍醐味は島民性、独特の風土ですね。石垣島の近くの多良間島は、道を挟んで2軒の売店があるんだけども買い物先が支持政党で分かれている。片方は与党、もう片方は野党の人が利用していて、卵が売り切れてもう一方の店にあっても買わない、なんて話を聞くと、なるほどと思ったり。ガイドブックにないニュアンスを知るといいすねーってなりますね」

 ──ディープな情報を集める千原流島旅は?

「宿をとらず、現地に行ってから人に聞いて決めたりしています。それから地元の銭湯やサウナに行く。僕のことをチラチラ見てもなかなか話しかけてこなかったり、漁師町むき出しのガサツな感じで距離を縮めてきたり、島民性がわかります。おすすめの店を教えてもらったりしますね」

 ──今後のビジョンは?

「動けばYouTubeで発信できるので、何でも楽しめるかもしれないし、だからこそ、元々の出演場所のテレビで純度の高いバラエティーをやりたい。何個か企画あるんで、それを実現させていきたいです」

 ──テレビは禁止事項が増え、やりにくくなったという人も多いが。

「この前『この近所のOLさんとかは』って言ったら『会社員の方は』ってテロップがついていて“すごい時代やな!”と思いました。そこは女性じゃないとオレが思っている映像を共有できなくなるんですが……不思議な時代やなと思いますけど、それはそれで。ルールがあることをやりにくいとは思っていないし、あらがう気もない。それは日々アップデートしていけばいい。約束事の手前に“こんなの残ってたか”っていうのを見つけながら面白さを追求していけたらいいですね」

(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ

  ◇  ◇  ◇

 放映差し替えは自主規制か。関連記事【もっと読む】韓国ロケの「イッテQ」が放送4時間前に内容差し替えのナゼ…旧統一教会が影響か?日テレに聞いた…では、を伝えている。

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