今回の全米女子プロは“日本人旋風”が吹き荒れる予感…史上最多15人出場、ツアー関係者の注目株は?
【全米女子プロゴルフ選手権】第1日
今年の舞台は、主催するPGA・オブ・アメリカの本部(テキサス州)がある「PGAフリスコ」内にあり、樹木がないリンクス風の広大なコース。フェアウエーは広いが、風の影響は避けられない。
日本勢は史上最多の15人が出場。今季3試合目のメジャーで頂点に立つ選手がいても、まったく不思議ではない。
2019年全英女子では渋野日向子(26)が、42年ぶりに日本人としてメジャー制覇。21年全米女子オープン(OP)では、スポット参戦の笹生優花(24)が畑岡奈紗(26)とのプレーオフを制し、ビッグタイトルを手にした。22、23年の日本勢は無冠に終わるも、22年は渋野がシェブロン選手権4位、全英3位。西郷真央(23)もエビアン選手権で3位と健闘。23年も笹生が全米女子プロ2位、エビアンではその笹生と畑岡が3位と気を吐いた。
昨年6月には、笹生が全米女子OPで2度目の戴冠。全米女子プロでは「国内組」だった山下美夢有(23)が最終日最終組で優勝を争い3打差2位。7月のエビアンではツアー3年目の古江彩佳(25)が最終18番の逆転のイーグルでメジャー初Vを飾り、今季はシェブロンで2年目の西郷がプレーオフで4人を退けた。今月1日に幕を閉じた全米女子OPでは、竹田麗央(22)が2打差2位と惜敗。西郷4位、渋野7位と日本勢3人が優勝争いを盛り上げたのは記憶に新しい。