ロッテ吉井監督が開幕前に語っていた“ダイナマイト山本”がついに打撃大爆発の吉兆
「(7号本塁打に)ああいうバッティングができればチームに勢いが出ると思う。(打順の4番は)意識してない。与えられた打順でやるべきことをやるだけです」
20日のDeNA戦で7号本塁打を含む5打数4安打2打点で勝利に貢献したプロ5年目の山本大斗(だいと=22)がこう言った。
鳥取県出身。開星(島根)時代に甲子園経験はないが、20年の育成ドラフト3位でロッテに入団。22年7月に支配下登録され、昨年は19本塁打、66打点でイースタン・リーグの2冠王に。今年もイースタン16試合で打率.365、5本塁打、21打点と気を吐き、4月12日に一軍昇格。4日の巨人戦で初の4番に抜擢されると、1打席目にいきなり本塁打。その後も4番に固定され、15日のヤクルト戦では2打席連続本塁打を放った。
22年オフに就任した吉井監督が宮崎のフェニックスリーグを視察した際にそのパンチ力を高く評価。「チームの起爆剤になるような選手」と「ダイナマイト山本」と命名した。吉井監督は開幕前の日刊ゲンダイのインタビューでも、期待の若手として山本の名前を挙げていた。
今後も山本が打ちまくるようなら、低迷するチームに勢いをもたらし、まさにダイナマイトのような起爆剤になるのだが。