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鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

タレントが政治家に噛みつくスタイルが定番に…「選挙特番」のあり方をどう考えますか?

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 そもそもネット上にいろんな選挙に関する情報があふれている中、どうやったらテレビの選挙報道は存在意義を発揮できるのか? と考えた一部の関係者は、「もうこれは客観的事実をガッチリ取材して伝えるしかない」と思ったわけですね。で、遅ればせながら今回の参院選では、取材体制を強化して、選挙期間中も選挙情勢を各候補できるだけ泡沫扱いせずに伝えていこう、という方針を取った局が出てきたわけです。

 なぜなら、ネットにはできなくてテレビにはできることって、「人海戦術と資金大量投入による徹底的な取材」しかないわけですから。やっとある程度そこに気がついてやり始める傾向が起こり始めた…ということが言えると思います。みなさんも前よりちょっとテレビの選挙報道が増えたと思いませんか?

■「各局」の選挙報道…見比べ方のポイントは?

 ですので、今回の選挙特番はぜひ「各局を見比べて」採点してください。「これまでの姿勢を反省して変わろうと思っている局」は、客観情報をできるだけたくさん取材して盛り込んでくるはずです。それに比べて「危機感が薄い局」は、「辛口MCや辛口ゲスト」に頼って、中継で各党党首とかと「言い争い」をショーにする方針で相変わらずいくと思います。

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