お笑いスランプ トレンディエンジェル斎藤のネガティブな魅力に再ブレークの予感
私生活でも一時期、競馬にハマり、1000万円を超える損失を出してしまった。その補填をするためにTikTokで投げ銭をもらう配信を始めたそう。それは駆け出しの芸人がやるものでM-1王者がやるものじゃないのではないかとツッコまれても「プライドじゃ飯食えないから」(テレビ東京系「あちこちオードリー」25年7月30日)と力なく返した。
相方のたかしによると「『M-1』を取ったことによって燃え尽き症候群になった」(「あちこちオードリー」23年11月1日)という。本人も「あの日、面白かっただけ」(日本テレビ系「大悟の芸人領収書」25年5月19日)とネガティブ。「満足いく毎日じゃない。毎日が楽しくない」と語る。
その芸風から「明るい」と思われがちだが「高校時代は3年間で3言くらいしかしゃべらなかった」(同前)というほど暗い性格。だから、ひな壇などではまったく力を発揮できないという。Netflixの「トークサバイバー!」のオファーもあったが、うまくできないかもという理由で断ってしまった。
そうした斎藤のネガティブな部分を吐露したトークがにわかに注目され始めている。大悟も「明るく振る舞ってた斎藤より、今の雰囲気の方がオモロいかも」(同前)と再ブレークを予感している。底抜けに明るいハゲネタの中にほのかに哀愁が漂うのは、斎藤のネガティブな魅力によるものに違いない。