本当にやりたい笑いをやり切る ヨネダ2000愛と誠の「母・娘」関係
そんな紆余曲折があったからこそ、自分たちが楽しいと思えるネタを貫こうと思えた。もはや客にウケなくても「あんなにおもしろいのになんでスベったの!?」と2人で笑ってしまうという(テレビ朝日「logirl」23年9月7日)。
ある配信ライブで「マイナス13点」を取ったことがあった。さすがに反省をしなければいけないと思い、2人で映像を見直した。すると2人で爆笑し「これは直さなくてもいい」という結論に達した。「自分の中でヨネダ2000が固まった瞬間だった」(同前)と誠は振り返る。誠が「スベってるけど楽しいな?」と思ったときに愛も同じように笑っているのだ。
「本当にやりたいことだったら周りなんてどうでもいいやと思います。お笑いはすごく好きでやりたいことなので、何か言われてもブレないようにしています」(メディオ「ch FILES」23年5月31日)
そう言い切る誠に対し、「私は誠のやりたいことは普段から止めないようにしてるんです。誠が考えてきたことは、なるべく私が忠実に再現したい」(INFASパブリケーションズ「TOKION」22年10月7日)と語る愛。それはまさに母と娘のよう。そんな2人は、将来の夢をライブのトークコーナーで質問されたとき、まったく同じ答えを出したという(同前)。
「全人類を笑わせたい」
彼女たちなら、その芸風のまま「わからないのに笑ってしまった」を広げていくに違いない。