歌手・秋元順子さん「トークショーがメインのミニライブをやっていきたい」
綾小路きみまろが「共通点があるよね」と
以前、綾小路きみまろさんと仕事でご一緒したことがあります。きみまろさんの話術は素晴らしいですが、その時に私と握手をしながら「私たちには共通点があるよね」と言ってました(笑)。また、きみまろさんにお会いしたいですね。
デビューして2曲目の「雨の旅人」(07年)を出した時にラジオ日本で2年半ほどジャズの番組のパーソナリティーをやったことがあります。とても好評で、また、おしゃべりができる番組をやることができたらと思っています。
歌に関しては小さなライブハウスでの活動ですね。大きな会場でコンサートがメインでしたが、大きくてもせいぜい80人くらいまでのところで。大きな会場はステージの私は小さくしか見えないので、観客のみなさんが会場の大きなモニターを見るのに横を向いている。ライブハウスはそれとは違ってお客さまとフェース・トゥー・フェースで接することができる。
デビュー直前まで、上野・池之端にあるライブスペースで歌わせていただいていましたので、これからも続けたいと思います。ちなみにそこは車椅子でも入りやすい場所でした。8年前に久しぶりにライブをさせていただきましたら、お客さま同士が同窓会のように盛り上がっていました。
それから、できればジャズのコンサートをやりたいですね。元々、ハワイアンバンドがスタートでジャズを中心に活動し、横文字の歌が私の原点ですので、これからもジャズオンリーのステージができたらうれしいです。
CMソングを歌うという夢もあります。デビューしてからこれまで一度もないんですよ。CMソングはその商品を売るための歌です。私が歌ったら商品が「すごく売れました」「あの歌のおかげで商品が売れた」という話を聞きたいですよね
■5年前から紋別市のPR大使を務め、東京からのツアーを企画
5年前から北海道紋別市のPR大使を務めています。私は東京生まれですが、紋別でコンサートやイベントに出演させていただいてからご縁ができました。私のステージとトークを見て、地元の方が大変気に入ってくださいました。そしてその時にPR大使がちょうど交代の時期ということでお話をいただき、「よろしくお願いします」と即答しました(笑)。
私の場合、現地の行事に参加するだけではなく私自身が企画して東京からファンの方を紋別にお連れするツアーを組みました。秋でちょうどコスモスの花が何万本も咲き誇っている季節でした。みなさん感激して帰られました。紋別の担当の方からはPR大使自ら、このようなツアーの企画をしてお客さまを連れてくる人は初めてだとおっしゃっていました。
デビューする前にもこういった企画をさせていただきました。新潟の美術館の館長さんと知り合いになって、「ここ(美術館)でディナーショーを開催しませんか」と頼まれました。そのホールにはヨーロッパ製の立派なピアノがありました。私はマイクロバスをチャーターして15人をお連れして、館長さんもたくさんの方を集めてくださいました。帰りは新潟の寺泊漁港に立ち寄って。私はツアーガイドを務めトーク全開です。「買い物をして時間まで戻らなければ、バスはいませんよ」なんてみなさんを笑わせながら、楽しい時間が過ぎていきました。
私はこういう人を楽しませるイベントが大好きです。これからもいろんな方にお声がけしてやっていきたいですね。