第2子出産の石原さとみ、NHK『トリセツショー』で復帰もハードルが高まる“次の一手”
映画は24年公開の「ミッシング」で3年ぶりに復帰。失踪した娘の事件をきっかけにメディアに翻弄され、心を壊していく母親を描いた作品で、石原は自ら直談判し、主演の座を射止めたという。公開後1カ月で累計観客動員数が35万人を突破し、興行成績は2カ月間で5億円を突破した。
「特に評価されたのは、感情をむき出しにした演技です。現時点で石原の作品の中では、最高傑作と評価されています」(映画関係者)
■アイドル女優から“できる女”にシフトに
そして今後、石原が俳優としてどのような方向を目指していくのか。改めて注目が集まっているが、「実は、そう簡単ではないと思います」と語るのは、民放ドラマのディレクターだ。
「20代前半まで、石原さんはアイドル女優として男女に支持される役が多かった。しかし、18年のTBS系ドラマ『アンナチュラル』での医師役や、16年の映画『シン・ゴジラ』でのアメリカ合衆国特使あたりから"できる女"の役が増えていきました。その後、結婚し、子供ができ、大人の落ち着いた女性となったことでできる女を演じた『Destiny』はパッとしなかったものの、必死に生きる女性を演じた『ミッシング』は成功しました。石原さんは、演技の幅が広く、ひとつひとつ演じてきた役柄の個性が強いため、同じような役をやり続けるのが難しい。『では、次は?』となった時、期待値がものすごく上がってしまうのでしょう。そう意味で、“次の一手”はどうしても慎重にならざるを得ない面があると思います」