創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後
ーー長く「芸術部」の象徴的存在として知られる久本雅美さんは2007年の参院選で街頭演説に駆けつけ「私は公明党が大好き」と絶叫していました。
「自公政権で存在感を強めようという党利に賛同する人ももちろん芸術部にはいました。とくに久本さんは『5人いる』と言われるほど、全国を飛び回っていました。テレビでみる芸能人が出て行くとワッと人が集まり、動員力がけた違いなのですから、党勢拡大の実動部隊として、自民党には創価学会という集票マシンの最右翼として力を発揮し、頼りにされてきたのも間違いないでしょう」
ーー電話で「小選挙区は自民党、比例は公明党」と有権者に投票の呼び掛けなども、「芸術部」は行ってきたのですか。
「そうですね。私も(創価学会)会館や施設などでの選挙応援に呼ばれたりしていました。地域での有権者動員、創価学会の地域組織と連携して、信者や支持者を投票所に送り出すための声かけなど、それこそ地域密着で、動員されていましたね」
ーー自公連立では「下駄の雪」と揶揄されたこともある公明党ですが、学会とりわけ「芸術部」は自民党候補者に〝ゲタ〟を履かせてきたと。