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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「国宝」大ヒットの裏で映画界の惨状…テレビが製作にかかわるデメリット

公開日: 更新日:

 先日、映画や配信ドラマなどを製作するプロデューサーとゆっくり話をする機会があった。

 その際、「国宝」は例外として、最近は全体的に話題になったり、大きな売り上げになる映画が「非常に少なくなっている」現状について聞いてみた。すると、“ボヤキ”とも言えそうな言葉がプロデューサーの口から次々と出てきた。

 一番問題になるのは製作費だそうだ。10年、20年前の半分くらいの予算になってしまったという。例えば、映画「あぶない刑事」クラスを製作すると、以前なら費用は最低3億円が必要だと聞いていたが、現在はその半分の1億5000万円でもかなり立派な作品予算なんだとか。そのプロデューサーが作ることのある小さな作品の場合は、2000万から3000万円だそうだ。

 当然、ギャラの高いベテランや大物の俳優を使うのは難しい。いきおい、最近売れ始めたばかりの若手俳優を中心に据え、ギャラの総額を抑える。ひと昔前には敵役、脇役にも大物、例えば里見浩太朗や松方弘樹が登場してくることもあって作品に深みが出てきたものだが、そんなぜいたくができるケースは減ってしまっている。出演者を豪華にできるのは、ヒットが見込め、テレビ局が映画の「製作委員会」に入って後になってテレビ放映で回収できるもの。

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