著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

公開日: 更新日:

 女優・米倉涼子(50)に関して、週刊文春が「麻薬取締法違反容疑で本格捜査」と報じたことで業界は大騒動だ。

 文春によれば、2時間半のガサ入れで複数の薬物・器具が押収されたとなっている。今後、米倉が逮捕されるのか、このところキャンセルが多かった仕事がどうなるのかと騒がしくなっているのだ。

 確かに米倉は9月に入って予定されていたイベント出演などを次々に辞退しており、〈何が起こっているのか〉とささやかれていた。そこへ、家宅捜索の報道だから騒ぎになって当然だが、そこはちょっと落ち着いて考えた方がいい。

 家宅捜索が行われたのは8月20日で、すでに2カ月近くが経過している。薬物・器具が複数押収されたとされているが、薬物も特定されていないし、器具が何かもわかっていない。そもそもマトリ(厚労省関東信越厚生局麻薬取締部)が何も発表していない。

 もしも自宅に薬物があって使用するための器具があったとなれば、すみやかに逮捕となるのが普通だ。所持品に付着した“ブツ”の鑑定に2カ月近く時間がかかるわけもなく、また“ブツ”が特定されても証拠能力に満たない量であれば公判維持は難しくなる。器具といっても、それが注射器なのか、温めて気化して使うためのものなのか、あるいは大麻用の水パイプのようなものなのか、いずれにしても証拠というには難しい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり