天性の明るさを持つ子役出身女優・本田望結が魅せた新境地 不器用でクールな役を見事に
彼女は10代からバラエティーでも活躍して、天真爛漫で明るい女の子というイメージが強かった。
オスカープロモーション所属の女優が一堂に会する晴れ着撮影会というマスコミ向けのイベントが毎年行われていて、約10年前に取材したことがある。その年は武井咲、小芝風花(現在はトップコートに移籍)、高橋ひかるらが参加していたが、お姉さんたちに交じって、ひときわ元気なのが本田望結だった。彼女の笑い声が楽屋から聞こえてきて、ヘアメークのスタッフが「元気な声が聞こえてくると思ったら、やっぱり本田さんでしたね」と言っていたのを今でもよく覚えている。
20代になって、今回のドラマでは不器用でクールな役を大人っぽく好演していて、「本田望結の新境地」としてネット上でも話題を集めている。しかし、彼女の女優としての基礎成分が天性の「明るさ」であることは、今後も変わらないだろう。
本田望結は芦田愛菜、上白石萌歌、渋谷凪咲、平祐奈らと並んで、明るさを持ち味のベースにしながら幅広い役柄を演じることができる貴重な女優だ。その前向きな存在感の中から、元気なメロディーが聞こえてくる気がする。



















