元参院議員・野末陳平さん94歳 大病知らずだったが、2年前に2度の全身麻酔手術を経験
選挙が終わると公約を追求しない世論
さて、野末さんは早大卒業後、放送作家を経てタレントになり、39歳のとき参議院議員に。税金党を結党し、解党後は自民党や新生党、新進党で4期24年を務めた。
「“政界渡り鳥”なんて悪口も言われたけど、時代は常に新しくなっていくのだから、新しい政党が生まれ、自分の力を発揮できるところを模索していくのは不思議なことじゃない。自民党に入ったのは、結局、野党にいたんじゃ何もできないからです」
先の衆議院選挙では、野末さんがまさに専門とした税金が争点に。
「消費税をゼロにするとか5%にするとか、ありえないんだから、いい加減な人気とりをやってるだけで、税について勉強してないなと思いますね。選挙が終われば、公約を追求する世論もない。政治家はそれをよくわかっているんですよ」
しかし、政治を熱く語る人が多い国の未来は「何とかなる」という。
「日本は平和だし、安定しているし、そこそこ良い国ですよ。長生きは単純に楽しいとは言えない現実はあるけど、健康ならありがたいです」
長生きの“生き証人”ならではの言葉だ。
(取材・文=中野裕子)
▽野末陳平(のずえ・ちんぺい) 1932年1月2日山口県宇部市生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。放送作家からタレントになり、71年から95年まで参議院議員を4期務めた。96~2003年、大正大学客員教授。「姓名判断 文字の霊が、あなたの運命を左右する」(光文社)、「ゾク ヘンな本 興奮と陶酔の3時間 心臓が強い方のみ入学許可」「調査が証す頭のいい税金の本」(青春出版社)などベストセラー多数。



















