中島瑠菜 凜とした佇まいで「2005年以降生まれ世代」の注目株
歌舞伎や「男はつらいよ」シリーズをはじめとする多くの日本映画を手がけてきた松竹グループが期待する新人というイメージ通りに、彼女は和風な雰囲気を持っている。
その凛とした佇まいは、小学校6年生のときに始めたという弓道によって培われたものかもしれない。芸能界入りのきっかけとなったコンテストの特技披露でも、弓矢を射る姿を見せた。
富田靖子の「アイコ十六歳」、原田知世の「時をかける少女」、仲里依紗主演版「時をかける少女」。広瀬すずの「先生!、、、好きになってもいいですか?」など弓道をする少女というモチーフは、多くの日本映画に登場した。最近ではドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」で南琴奈が弓道部所属の生徒会副会長を演じた。綾瀬はるかがドラマ初主演したフジテレビヤングシナリオ大賞受賞作が原作の単発ドラマ「冬空に月は輝く」で演じたのも弓道部員役だった。
中島瑠菜にインタビューしたときにも弓道の話が出て、「弓を引いていると、落ち着きます」(タレントパワーランキングWeb.2023年3月17日配信)と語ってくれた。空気がぴんと張り詰めた道場を彼女がすり足で歩く音だけが聞こえる、静かな情景が目に浮かぶ。いまどきの表現で言えば、チルアウト(沈静)の魅力を持っている女優だ。
彼女の初主演映画は、蔵や古い洋館が立ち並ぶ岡山県・倉敷の美観地区を舞台にした物語だった。美しい風景と中島瑠菜という組み合わせが、極上のマリアージュとなる。その美しさはCMにもにじみ出ていて、“日本の美”を再発見できるはずだ。



















