負債2億円超…劇場「浅草ロック座」はなぜ追い詰められた?
ストリップファンならずとも驚いたのが老舗劇場「浅草ロック座」の破産報道だ。同劇場の興行の一部を担当している斎藤観光が10月15日、破産手続き開始決定を受けた。負債総額は2億3800万円という。
「ロック座は東興業という会社が管理・運営しており、斎藤観光は興行の一部を手伝う形でした。従業員は10人いたが、8月に全員を解雇。ただ、ロック座の興行は東興業によってこれまで通り続けられます」(事情通)
破産手続きを担当した代理人によると、斎藤観光は経営不振から国税を滞納、金融機関からの借り入れなどもあり、負債が膨らんだという。
ストリップに詳しいフリーライターが言う。
「ロック座は十数年前は桜樹ルイや小林ひとみ、後藤えり子といった人気AV女優が出演して行列ができた。それがネットで無料のAVを見られる時代になり、客が減ったのです。同劇場に行列ができたのは2009年6月の小向美奈子デビュー公演が最後。観客数はこの10年で半分以下に減ったと思います」