「エロ漫画の巨匠」ダーティ・松本さん 写真が“自画像”の理由

公開日: 更新日:

■65歳で「エロ漫画」はギネス記録間違いなし

 70年、漫画家を目指して上京。結婚歴はなく、マンションに愛猫と暮らしているとか。

「月2回のスイミングクラブと散歩が健康の秘訣だね。テレビの旅番組なんかを参考にして、都内をウオーキングしてる。その写真や動画をYou Tubeにアップし、音楽をつけて楽しむんだ。それと毎日1本ペースで映画を見てる。レンタルじゃなくてBSやCSでやってるのを録画して、朝食、昼食、夕食のたびに30分ずつ、残りは寝る前に見るわけ。ホント、今は一日一日がハッピーで充実してるよ。年取るとやることがな~んにもないって声をよく聞くけど、ボクなんか80、90歳になってもきっとやりたいことだらけだよ」

 ますます「ダーティ」のイメージと遠くなってきた。

 松本さんはこれまで156冊の単行本を出版。40年以上のキャリアを誇るエロ漫画業界の巨匠だ。

 デビューは71年。

「活劇漫画を描いては出版社に持ち込み、ことごとくボツになってた時、『異色特集』って実話誌からエロ漫画の注文が来たんだ。もちろん、それじゃ食えず、ビル清掃や工事現場で肉体労働して食いぶちを稼いだよ。どうにか食えるようになったのは74、75年ごろから。エロ劇画誌が次々創刊され、仕事が来るようになった。最初は本名でやっててね。でも、松本零士って巨匠がいるだろ。だから、ダーティ・松本に変えた。そうしたら、運が向き始めたんだ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで