芸人が告白…カラテカ入江“闇営業”問題でお笑い界は大混乱

公開日: 更新日:

 カラテカ入江慎也(42)の“闇営業”仲介による契約解除騒動は一向に収まる気配がない。詐欺グループの忘年会とは知らず、金銭も受け取っていないものの入江に声をかけられ、詐欺グループ開催の忘年会に参加したと口を揃える雨上がり決死隊宮迫博之(49)やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)ら出席者に対し、ダウンタウン松本人志(55)は9日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜10時)で「正直言うと、僕はですよ、ないと思いますね。何らかのお金は多分出ているとは思う」と持論を展開。入江以外の出席者の処分については、「吉本興業が決めること」と明言を避けたが、今回の一件は4年半前、14年12月に行われた案件がマスコミに報じられたことを受けての事態である。

 同事務所に所属する一部の芸人たちは行く末を固唾をのんで見守っているという。

 中堅芸人のひとりがこう漏らす。

「ここ数年、吉本は“闇営業”を黙認してるところがありました。マネジャーはじめスタッフが圧倒的に少なく、オファーがきても処理しきれず、結果、逃した営業は数知れない。仕事を打診した先から“どういうことだ”と芸人本人にクレームが入ったケースも一度や二度ではありません。なので、吉本が共同事業などを行っている企業の競合他社や黒い関係以外であれば、芸人直で営業を受け、ギャラの支払いだけ事務所を通せばOKという流れにはなっていました。若手や中堅対象とした研修の際に配られるアンケート用紙には〈プライベートで付き合いのある企業、社長などいたら記入。紹介してください〉といった項目ができて、芸人の間では“ついに俺らを営業に使うようになったか”とネタにもなってましたからね。とにかく、真面目な芸人はギャラの窓口は事務所にしてましたが、そればかりではない。“事務所は一切タッチせず、自分がゲットした営業なんだから”と闇営業しまくる芸人が出てくるのはある意味、自然の流れ。一時は爆笑オンエアバトルなどで人気を博し、バラエティー番組にも引っ張りだこだった某コンビはその最たるもので、地元で闇営業しまくってましたよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン