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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ノゾキの達人に女装愛好家…風俗取材で会った不思議な人々

公開日: 更新日:

 バブルと並行するように風俗情報も活発化した時代があった。雑誌だけでなく風俗専門紙まで出現。風俗は身近なものになっていったが、お店側も頭をひねり新たなサービスに取り組む。そんな風俗に関わる人間にスポットを当て取材したことがある。

「テレホンセックス」を指南する女性横浜にいた。文字通り電話の通話だけで男性の妄想をさらに膨らませて自慰行為をサポートするという今考えれば手軽な風俗ともいえるが、彼女が電話越しに色っぽい声で囁くと、まるでセックスしているような気持ちになれるというものだった。

 ノゾキの達人の話にはうんちくがあった。

「いかに濃密なカップルを見つけるか仲間内で競う。ルールもある。絶対に見つからないこと。カップルの邪魔や盗みをしないことが大前提。先にノゾキがいたら一緒に見ることは違反。静かに撤退して、各自オリジナルのカップルを探すこと」というルールの下で、ノゾキ仲間が競う世界だという。

「長年ノゾキをしていれば、公園に入ってきた雰囲気で、このカップルはどこまでいくかわかるよ」と達人は言っていた。

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